こんにちは!高気密高断熱住宅に住んでいる、ちゃたろうです
電気代が高騰しており、2023年1月の電気代は27,000円と過去最高を記録した我が家。
なんとか光熱費を抑える方法はないか?
寒い冬を乗り越える秘策はないか?
と思案した結果、思いきってこの冬『対流型石油ストーブ』を導入してみました。
結果、なんと電気代が大幅削減!
それだけじゃない!他にもメリット盛りだくさんでした。
本記事では、対流式ストーブを購入して感じたメリットについてお伝えしていきます。
この記事では
- 石油ストーブの光熱費って高そうだけど実際どうなんだろう?
- 広い吹き抜けで部屋が寒いけど、なにか対策はない?
とお考えの方におススメです。
では早速!我が家の環境からお伝えしていきます。
【前提】我が家の住宅環境について
ちゃたろう家のマイホームはざっくりとこんな感じ。
ちゃたろう家は俗に言う『高気密高断熱住宅』
家を建てるときに気密測定をしており、なんとC値は0.1以下(0.079)
C値0.079=家全体の隙間が切手1枚分ほどしかないという、数値上は高気密のお家です。
しかしながら、実際住んでみたところ…寒い!そして18畳分もある開放的な吹き抜けが憎い…!笑
せっかく建てたのに1年目の冬は寒さにがっかりして過ごしていました。
そして今年2年目の冬、何か策はないかと調べた結果、
エアコン+石油ストーブの併用
これがいいのでは!という結論にいきつき、対流式石油ストーブを購入。
石油ストーブを併用してみると、今まで感じていた不満が一気に解消されました。
それでは具体的なメリットについてお伝えしていきます!
ちなみに…高気密住宅の場合、石油ストーブはダメなんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、おっしゃる通り!ハウスメーカーからも石油ストーブとの相性は良くないと言われております。
高気密住宅なのになぜ石油ストーブを導入したのか?
石油ストーブを使用して問題ないのか?
に関しては、別記事で纏めたいと思いますので、次回更新までお待ちください。
ちゃたろう家で購入した対流式石油ストーブはこれ
我が家はこちらのトヨトミ KS-67H のブラックを購入しました。
広い部屋でもムラなく暖まるパワフルな対流式ストーブ。
我が家はLDKが約25畳、LDKのうち吹き抜けが約18畳と広いお部屋。
エアコン1台では部屋全体が暖まるのに4~5時間かかっていましたが、石油ストーブを併用で一気に暖まります!
コロナ製SL-6623と迷いましたが、最終の決め手はレトロな見た目とブラックがかっこよさから、トヨトミに決めました。
メリット①エアコンとストーブ併用で光熱費が大幅削減
対流式石油ストーブを使ってみて、一番嬉しかったことは電気代が安くなったこと◎
エアコンと併用して石油ストーブを使うことにより電気使用量が大幅に減り、2023年1月と比較すると、2024年1月は202 kWhも電気使用量が削減。
電気代の基本料金が上がっているため純粋な比較はできませんが、昨年と比べて2024年1月の電気代は1万円も安くなっていました。
ちなみに石油ストーブは短時間のみ利用のため、灯油代は、1カ月で約3,000円。
石油ストーブを購入したことにより大幅に光熱費が安くなりました。
石油ストーブは燃費が悪いため、石油ストーブ+エアコン併用がおススメです!
石油ストーブは帰宅後1~2時間程度のみ使用して、部屋全体が暖まったらエアコンのみで室温キープしています。
電気使用量の詳細は別記事で纏めておりますので、よろしければご参照ください。
メリット②部屋全体が暖まるのが早い
我が家は、LDKが約25畳。
LDKのうち約18畳が吹き抜けとなっており、かなり開放的な家です。
で言わずもがなだけど、広い=寒い
ハウスメーカーからは『高気密高断熱住宅なので、エアコン1台で真冬でも家中どこでも暖かいですよ!』と言われておりましたが、残念ながら、それはエアコンつけっぱなし前提でした。
電気代高騰している中、日中外出時はもったいなくてエアコンつけっぱなしになんてできない…
広い吹き抜けがあるため、エアコンを消して冷えきった室内を暖めるのには時間がかかります。
LDK全体が暖まるまでに、エアコン1台では4~5時間かかっていましたが、エアコンと石油ストーブを併用した場合、2時間ほどで部屋がぽかぽかになって下着でも過ごせる暖かさになっています。
またエアコンの消費電力が最も大きくなるのは「運転開始から室温が設定温度に到達するまで」ですが、そのタイミングで石油ストーブを併用することによってエアコンの消費電力が抑えられて効率的です◎
我が家の電気プランは20時~翌朝8時が夜間料金で割安です。
帰宅時間帯は日中料金のため、エアコン1台をフル稼働だと暖まりにくいだけでなく、電気料金も高くなってたんですね…
メリット③エアコンのように霜取り運転がないため、外気温に影響されない
寒い日に限ってエアコンが効かない!ってことありませんか?
我が家は昨年まさしくそれに直面しました…
寒い雪の降る日にエアコンが止まり、『えっ、エアコン動いてない!壊れた?』と調べた結果、故障ではなく『霜取り運転』をしているからでした。
エアコンは外気温に影響されやすく、特に寒冷地では寒くて暖めてほしい時に限って暖房が効かない…という現象が起こりやすいです。
対して石油ストーブは外気温の影響はまったくありません。
外気温が氷点下の場合でもお部屋をぽかぽかに暖めてくれます。
メリット④加湿器が不要になった
暖房機器がエアコンのみだった昨年は、洗濯物を部屋干ししていても湿度は30%〜40%前後。
部屋が乾燥してしまうため冬場は加湿器が必須でした。
石油ストーブは加湿効果があるため、今年の冬は一度も加湿器を利用していません。
加湿器を使わなくても湿度45%~55%を保てており、湿度が高いことによりお部屋がより暖かく感じるのもメリットのひとつです。
加湿器の水の補給や、フィルター掃除の手間も省けてラクチン!
メリット⑤じんわり身体の芯から温まる
エアコンは部屋の高い位置に設置されていることが多いですよね。
そして暖房で吹き出される暖かい風は部屋の上で滞留してしまいますので、床まわりなどの部屋の低い位置は暖まりにくいのが現状です。
石油ストーブは足元に設置するため、ストーブを囲むとじんわりとした心地よい暖かさで、身体の芯から温まります。
石油ストーブの暖かさは格別ですよね~リラックスできます◎
メリット⑥災害や停電時の備えになる
停電したときは当然、エアコンやファンヒーターのような電気で動く暖房機器は使えなくなります。
停電時の備えに、石油ストーブが1台あると安心です。
石油ストーブは乾電池で点火しますが、乾電池が切れた場合は点火用ライターで点火することも可能。
また石油ストーブの上でお湯を沸かすこともできるため、非常時でも温かいカップ麺やレトルト食品を食べることも可能です。
石油ストーブのデメリットや注意点について
ここまで石油ストーブの素晴らしいところをたくさん挙げてきましたが、もちろんデメリットや注意点もあります。
実際に使って感じたデメリットや気をつけるべきことについてお伝えしていきます。
一酸化炭素中毒の危険性があるため換気が必要
石油ストーブは、室内の空気を使って燃焼するため、二酸化炭素やガスが排出されます。
換気をせずに長時間使用すると部屋の酸素が減り、一酸化炭素中毒になる可能性があるため、1時間に1~2回(1~2分)換気を行い新鮮な空気の補給が必要です。
特に高気密の家は、外気を室内に取り込む隙間が少ないため注意が必要です。
一酸化炭素自体は無味無臭の気体のため、濃度が高くなっても気が付きません。
高気密住宅の場合は、一酸化炭素チェッカーが必須です!
細かい温度調整が難しい
石油ストーブは、エアコンのように暖房能力を微調整する機能はありません。
そのため、
・部屋が広いのに暖房能力が低いストーブだとなかなか暖まらない
・部屋が狭いのに暖房能力が高いストーブだと暖まりすぎて、ON・OFFが面倒
の弊害が発生します。
そのため、部屋の広さに合ったストーブを選ぶことが重要になります。
子どもやペットと過ごしているご家庭は火傷の危険性がある
小さな子どもやペットと過ごしているご家庭は、ゲージ等で火傷対策が必要になるかと思います。
我が家の双子は現在3歳ですが、料理のお手伝い中にフライパンで火傷した経験があるためか「ストーブは触ったら火傷する危ないもの」としっかり認識しており、現時点では点火中は近づかない&触らないのルールを守れています。
ですが、今後成長に伴い自分でできることが増えたり、行動が大胆になってくると不意に事故の危険性も…。
今後も使用時は注意が必要だと思っています。
灯油の補充が面倒
我が家で使用しているトヨトミKS-67Hは、ストーブ本体に給油するタイプです。
そのため、灯油のポリタンクをストーブまで運び給油する必要があるため、少し面倒です。
楽に給油したい人はタンクを外して給油できるタイプか、もしくは灯油タンク容量が大きいものを選ぶと良いと思います。
我が家は1日1~2時間程度の使用のため、4~5日に1回給油しています
石油ストーブはエアコンとの併用がおすすめ
一般的にはエアコンによる暖房の方が光熱費は安いですが、
・冷え切った部屋を暖めるのは時間がかかる
・外気温が低いほど電気代も高くなってしまう
エアコンのみだとデメリットもあり、快適とは言えないですよね。
そんなときに上手く石油ストーブを併用すれば、お部屋も一気に暖まり、なおかつ光熱費削減になるかもしれません。
我が家で、この冬買って一番良かったものは石油ストーブ。
なるべく暖房コストを下げたいこの季節にぜひ取り入れてみてくださいね~